窓ガラスの酸焼けはどうして起こる?その原因とガラス研磨サービス・解決法のご紹介!
一見、水垢やウロコでガラスが白く汚れているように見えますが、実はこれ窓ガラスの酸焼けなのです。
ここでは、ガラス再生研磨サービスに長年の実績のある弊社が、窓ガラスの酸焼けの仕組みと、原因、解決方法について解説させて頂きます。
なぜ白くなるの?ガラス酸焼けとは
なぜビルや船舶、お車のフロントガラスに至るまで白くひどい汚れが発生してしまうのでしょうか。
その秘密を探るのに欠かせない要素として挙げられるのが、「外壁塗装の洗浄剤」や「家庭用酸性洗剤」の影響が大きいです。
実は、これらの洗剤は使い方や、用途を誤ると思わぬ結果を招くことに。
「酸焼け」という言葉は、一般的には、聞き馴染みのないフレーズかもしれませんので、少しご説明をさせて頂きます。
酸焼けとは、ガラスのウロコや水垢除去に使用する外壁塗装用の洗浄剤や家庭用酸性洗剤が十分に洗い流されないままガラスに残ったままになることで、ガラス表面が焼けてしまい、白化現象を引き起こすこと。
これは、酸がガラス表面より徐々に浸透し、内部まで侵食している状態ですので、ガラスをいくら拭いても落とすことができません。
本来ガラスの酸焼けは、酸性洗剤を使用した後に、アルカリ洗剤で洗い流せば、成分を除去できるのですが、多くの方はこの事実を知りません。
ガラス酸焼けの原因について解説!
ここでは、具体的にどのようなことを原因としてガラスの酸焼けが発生するのかその仕組みをご説明します。
外装用洗浄剤によるもの
たとえば、ビルの外壁が経年劣化と共に、排気ガスやサビ、カビ、苔、藻などで汚れてしまうことがあります。
これらの汚れは比較的沈着が浅いうちであれば高圧洗浄などでも対応可能ですが、劣化が進んでしまうとプロ専用の外壁洗浄剤を使用しなければ、汚れを落とすことができません。
これらの劣化を放置しておくと、建物自体の耐久性が落ちるだけでなく、建物内部のひび割れや劣化につながるため要注意。
それを防ぐための外装用洗浄剤なのですが、種類によっては酸性成分を含むものがあります。
外壁洗浄を行うメンテナンス会社の多くは、外装用洗浄剤が、窓ガラスに与える影響などは知らない場合が多く、誤って洗浄剤が飛び散ったガラスが、太陽の熱により蒸発し、ガラス焼けをしてしまうという仕組みです。
家庭用酸性洗剤によるもの
窓ガラスの酸焼けは、外壁用洗浄剤だけではありません。
実は、ご家庭のお風呂や窓ガラスに使用するための家庭用洗剤にも酸性成分を含むものが多いです。
水垢やウロコ汚れは、アルカリ性である場合が多く、酸性成分が含まれる洗剤や、クエン酸等を使用することで汚れが解消します。
それだけに、ご家庭でも酸性洗剤をよく使われるのですが、実は家庭用洗剤にも落とし穴があります。
これらの酸性洗剤は、水垢やウロコ汚れには抜群に効果を発揮しますが、多くの場合よく水で洗い流していません。
水で十分にガラス表面を洗い流さないと、酸性成分がガラス表面に残ったままという事態に。
この状態を放置してしまうと、酸がガラス表面から内部に侵食し、白く焼けた状態になってしまうのです。
この状態を放置しておくと、ガラスの焼けが進行します。
基本的に、ガラスの酸焼けはアルカリで中和しなければ解消することはありません。
ガラスから溶け出す成分と空気中の酸性ガスによるもの
家庭用洗剤や外壁用洗浄剤だけが、ガラス酸焼けの原因ではありません。
実は、ガラス表面に付着した水分がアルカリ性に変化し、空気中の「炭酸ガス」や「亜硫酸ガス」などの酸性成分と化学反応を起こし、ガラス焼けが発生する場合もあります。
これらを防ぐためには、「中性洗剤」を利用して定期的にガラス清掃を行うことが重要です。
温泉成分によるもの
一般のご家庭には少ないのですが、温泉施設が近くにある場合や、温泉施設などではガラスに酸性の温泉成分が付着したままの状態になってしまい、これをアルカリ性の洗剤で中和できないと、酸焼けを引き起こします。
特に、酸性の温泉成分が強い源泉付近の温泉施設は要注意です。
毎日のこまめなメンテナンスが必要のほか、酸性を中和するためのアルカリ成分の入った洗剤が必要になります。
これらの知識を保有していない状態で、ダイヤモンドパット等でガラス表面の水垢やウロコをゴシゴシ擦ってしまうと、ガラス表面が傷つき、酸がより侵食を繰り返すことに。
残念ながらここまで進行しますと、いくら擦っても、酸焼けが解消することはありません。
知らないと損!窓ガラスのお手入れ方法を誤ると酸焼けの原因に
窓ガラスの酸焼けの多くは、日頃のお手入れ方法の誤りによって引き起こします。
外装用酸性洗剤や家庭用酸性洗剤を使用し、十分にガラス表面を洗い流さないまま放置してしまう。
または、空気中の酸性成分とガラス表面に付着したアルカリ成分が化学反応を引き起こし、酸焼けを発生させる場合もあります。
これらの酸焼けを防ぐための方法は、基本的に2つです。
日頃から中性洗剤を利用してメンテナンスを行う
ご家庭のお風呂ガラスや窓ガラスであれば、水垢やウロコが発生しないうちは中性洗剤を利用して、ガラスの酸焼けが発生しにくい状況を作るのも酸焼け予防の1つ。
中性洗剤は、アルカリ洗剤や酸性洗剤のような強力な汚れ除去の効果はありませんが、お風呂やトイレ等に発生する皮脂汚れ程度であれば、十分綺麗に除去できます。
また、中性であるためお肌にも優しく環境と人に配慮した洗剤といえます。
中性洗剤は、頑固な水垢やウロコ汚れが発生する前のメンテナンスに向いています。
中性洗剤で対応できない場合のみ酸性洗剤を利用する
初期のメンテナンスとしては中性洗剤でも十分対応可能ですが、頑固な水垢やウロコ汚れが発生してしまうと、中性洗剤では落とすことができません。
このとき初めて、酸性洗剤を利用した方が良いのですが、酸性洗剤を利用した際は、十分に時間をかけてガラス表面の酸を洗い流してください。
そうしないと、酸がガラスに残り、ガラス焼けの原因になります。
また、酸性洗剤を利用した後は、アルカリ性の洗剤をガラス表面に吹きかけ、中和することでも酸焼けを解消することが可能です。
市販の酸性洗剤とアルカリ性の洗剤を状況により使い分けることが肝心。
メラミンスポンジやダイヤモンドパットの利用は注意!
ここ最近、メラミンスポンジやダイヤモンドパットが流行していますよね。
確かに、メラミンスポンジなどの便利グッズは、表面の汚れを擦り落とし、誰でも気軽にメンテナンスが可能です。
しかし、これらの便利グッズは研磨作用が強く、ガラスに使用すると、表面を傷つける可能性が高い。
表面が傷ついたガラスでは、より酸焼けが発生してしまいますから、メラミンスポンジやダイヤモンドパットの使用は避けた方が良いでしょう。
ガラスのメンテナンスでは、柔らかいスポンジを使用するのが基本です。
酸焼けを起こしたガラスはガラス再生研磨サービスしか方法がない!
ガラスの酸焼けは、酸性洗剤とアルカリ成分が化学反応を起こしたものですので、一度酸焼けを起こしてしまうと、いくら擦っても良くならない一方で、状態は悪化します。
このような場合には、ガラス表面を研磨し、ガラス傷や酸焼けを削り取らなければ解消することはありません。
ガラスを扱う業者は徐々に増えてはきていますが、ガラスの酸焼けに関して、高度な技術を保有しているガラス再生研磨業者は非常に少ないです。
特に、ガラス傷が深いと「ドライ工法」というガラス表面温度を高めて、傷を消す高度な技術が必要になります。
この技術を習得している業者は非常に少なく、施工を誤るとガラス破損につながるため、多くの業者はリスクをとりません。
弊社は、数少ない高度なガラス研磨技術「ドライ工法」を習得しているガラス再生研磨サービス業者です。
「ガラスの酸焼けを解消したい」
「窓ガラスの水垢やウロコを解消したい」
「水垢や酸焼けが発生しにくいガラスにしたい」
などのお悩みは、ぜひ弊社にご相談ください。
また、お問い合わせやお見積もりは全て無料でございます。下記のリンクよりお気軽にご相談ください。
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