【プロ直伝】洗面台の鏡やガラスを傷つけないお掃除方法!間違ったお掃除方法が原因かも
「気がついたら洗面台の鏡やガラスが傷ついていた
「水垢を落とそうとゴシゴシこすったら傷ついてしまった」
など洗面台のガラス周辺のお悩みはつきものですよね。実は、これらの洗面台ガラス傷の多くは、ご家庭の誤ったお掃除方法が原因の場合が。
ガラス全般に言えることですが、大変傷つきやすく管理が難しい側面があります。ガラスのお掃除で使用する道具やお掃除方法を誤ると簡単に深い傷がついてしまうんです。
ここでは、ガラス再生研磨技術に長年携わってきた弊社が、洗面台の鏡やガラスを傷つけないお掃除方法をご紹介します。
正しいガラスのお掃除方法をマスターして、ピカピカな鏡にしましょう。
なぜ洗面台の鏡やガラス傷が消えないのか
洗面台のガラスや鏡は、知らず知らずのうちに傷がついていることが多いです。とはいっても、ガラス傷には明確な原因があります。
その原因を理解することで、洗面台のガラスや鏡をお掃除する際も非常に役に立ちますよ。
ダイヤモンドパッドなどの間違ったお掃除方法が原因
洗面台の鏡やガラスをお掃除する際に、水垢やウロコを落としたいからと、流行している「ダイヤモンドパッド」や「メラミンスポンジ」を使用するご家庭も多いですよね。
確かに、ダイヤモンドパッドやメラミンスポンジを利用すると、一時的に汚れが落とせていると感じます。
しかし、実際にはこれらのお掃除グッズは、汚れを落としているのではなく、素材の硬度によって汚れを削り取っているとお伝えするのが正しいです。
プロが使用するメラミンスポンジは、硬度が調整されたものが多いのですが、市販のメラミン樹脂は硬度が高く、お掃除部分を傷つけてしまいます。
これは洗面台の鏡やガラスでも同様のことが言え、使用すると私たちの目では汚れが落ちているように感じますが、実際には鏡に傷をつけながら汚れを削りとっているんです。
そのため、洗面台の鏡がコーティングを施しているものであれば、当然剥がれてしまいますし、鏡やガラス自体にも深い傷がついてしまいます。
ご家庭の鏡にメラミンスポンジやダイヤモンドパッドを使用するのは、プロの意見としてはおすすめしません。
ガラスウロコや水垢が関係している
洗面台の鏡やガラスに傷がついてしまう原因ですが、誤ったお掃除方法で傷つけてしまう要因のほかにも、ガラスウロコや水垢が関係している場合もあります。
ガラスに付着しやすい水垢やウロコの多くは、水道水に含まれるミネラルやカルシウムの成分が乾燥して固着してしまったことが要因。
これらのウロコや水垢を放置してしまうと、皮脂などの酸性成分と混じり合い、強固な汚れを形成します。
ウロコや水垢は、初期の段階で、柔らかいスポンジを利用して汚れを落とすことが基本ですが、放置してしまうとなかなか汚れを落とせません。
この汚れを放置すると、ガラスから溶け出た成分と化学反応を起こし、ガラス表面を傷つけてしまうこともあります。
また、多くのご家庭では、汚れが落ちないからと、さきほどもご紹介したメラミン樹脂や、硬めのスポンジで擦ってしまいます。
すると、鏡やガラスに深い傷がついてしまうというわけです。
酸性洗剤の間違った使い方が原因
ご家庭の洗面台の鏡やガラスに傷がついてしまう原因の1つに「酸性洗剤を間違って使用してしまう」ということが挙げられます。
基本的には、水垢やウロコなどは水道水に含まれるミネラルやカルシウムなどのアルカリ性の汚れが原因であることが多いため、アルカリ性に強い「酸性洗剤」を利用することが多いかと思います。
私たちガラスの専門家も、どうしても落ちない汚れに対しては、酸性洗剤を利用しますが、酸性洗剤の取り扱いは非常に難しいのが現実です。
ご家庭での間違った使い方に多いのが、酸性洗剤でウロコや水垢汚れを落とした後、十分にガラス表面を洗い流していないということ。
実は、酸性洗剤は水垢汚れには強いのですが、十分に洗い流さないと、ガラス表面に酸が残り、浸透します。
その後、ガラスに残った酸の影響で、『ガラス焼け』という状態を招いてしまうのです。
ガラス焼けとは、酸性成分の酸と、ガラスから溶け出した成分とが化学反応を起こし、太陽光などが差し込むと、ガラスが白濁してしまう現象のこと。
この状態に移行すると、ガラスが内部から傷つきいくらお掃除をしても傷や汚れは落ちません。
ご家庭の鏡では酸性洗剤はできる限り避け、どうしても使用する場合には、酸性洗剤を使用後に、十分に水で洗い流すことが重要です。
また、酸性洗剤の使用後はアルカリ性の洗剤をガラス表面に吹きかけ、酸性を中和することでもガラス傷やガラスの白濁を避けられます。
家庭でできる!洗面台の鏡やガラスを傷つけないお掃除方法
ここからは、ご家庭でもできる洗面台の鏡やガラスを傷つけないお掃除方法をご紹介します。
大切なことは、メラミン樹脂やダイヤモンドパッドを使用しないということと、酸性洗剤ではなくクエン酸を利用するということ。
準備する物
ご家庭の洗面台の鏡やガラスのお掃除で使用する道具は以下の通りです。
洗面台鏡やガラス清掃に準備する物
- クエン酸 (100円ショップ等で購入できるものでOK)
- 柔らかいスポンジ
- キッチンペーパー
- ラップ
- お風呂用中性洗剤
洗面台鏡やガラスを傷つけないためのお掃除で、使用する道具のポイントですが、強力な酸性洗剤ではなく「クエン酸」を利用しましょう。
市販されているお風呂用酸性洗剤の多くは威力が強力で、先にも述べた通りガラス焼けを引き起こしかねません。
クエン酸であれば、酸性が弱いため、お掃除でガラスを傷つけてしまう確率が低いです。
また、スポンジですがメラミン樹脂などではなく通常どのご家庭でも使用する柔らかめのスポンジを利用しましょう。
メラミン樹脂やダイヤモンドパッドを利用してしまうと、ガラスを傷つける原因になりかねません。
【実践】家庭でできる!洗面台鏡やガラスを傷つけないお掃除方法
それでは、ご家庭でもできる洗面台の鏡を傷つけないお掃除方法を実践編としてお届けします。
1.まず市販のお風呂用中性洗剤でスポンジを使い、優しくガラスを撫でるように汚れを拭き取ってください。
2.次に、クエン酸水を作ります。クエン酸水は、洗面器等に水200mlとクエン酸小さじ1の容量で、混ぜ合わせておくと良いでしょう。
3.さきほど作ったクエン酸水を、キッチンペーパーに染み込ませます。
そして、ウロコや水垢汚れが気になるガラス面に貼り付けましょう。
クエン酸自体の酸性成分は、弱いのですが、キッチンペーパーに染み込ませることによって、汚れが気になる場所にピンスポットに酸性成分を浸透させます。
4.次に、キッチンペーパーを貼り付けたガラス面に、ラップを貼り付けます。ラップを貼り付けることによって、クエン酸の乾燥を防ぎ、十分に汚れに浸透させる効果が期待できるのです。
この状態で、1時間を目安に放置しておきましょう。
5.1時間後、ラップとキッチンペーパーを剥がし、たっぷりと水を含ませたスポンジでガラスを擦りましょう。
たっぷりと水を含ませることによって、ガラス面に傷をつける確率が下がります。
また、水洗いをした後はたっぷりの水で、クエン酸の残りがないように洗い流してください。
今回、ご紹介した鏡やガラスを傷つけないお掃除方法は、水垢やウロコ汚れがある場合に有効です。
まだ水垢やウロコなどの発生が確認できない場合には、【手順1】のみで結構です。
基本的には中性洗剤を利用し、柔らかいスポンジで洗うことをおすすめします。
GTOSが提供しているガラス再生研磨サービスのご紹介!
日頃のお掃除方法は、ぜひここまでお伝えした方法で洗面台の鏡やガラスをメンテナンスして頂きたいのですが、すでに鏡やガラスに傷があるなどの場合、ご家庭でいくらお掃除をしても傷が改善することはありません。
そのような場合には、弊社の「ガラス再生研磨サービス」をおすすめします。
ガラス傷の深さを診断し、浅いものであれば「ウェット工法」と呼ばれる工法で、ガラスを傷めることなく、傷を研磨します。
また、深いガラス傷であっても限られたガラス再生研磨業者しか施工できない「ドライ工法」という工法を用いて対応致します。
ドライ工法は、ガラス表面を一時的に高温にした状態で、深いガラス傷にも対応できますが、ガラスを高温にするため、常に破損のリスクが伴います。
弊社は、高い技術力でガラスを破損させず、深いガラス傷にも対応可能。
深いガラス傷もまるでなかったかのようにキレイに仕上げます。
洗面台の鏡やガラス傷でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
お見積もりは無料にて承っております。
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